ミニマルフレーズでおぼえよう! まぎらわしい派生語 (3) letter系形容詞
まぎらわしい派生語で前回やった imagine 系とならんで悪名高いのが litera-系の形容詞です。すべてラテン語のlitera「文字(英語のletterの語源)」から来ています。
literary「文学の,文語の」
literate「読み書きができる,教養がある」
literal「文字通りの」
悪意すら感じるこのややこしさ。語尾のちがいと意味のちがいを記憶の中でむすびつける必要があります。
これもむかしフレーズにしようとこころみました。
a literary history 「文学史」
a literate student 「教養ある学生」
the literal meaning「文字通りの意味」
literaryのフレーズはrhymeもバッチリでしょう? でもあとがきつかった・・・。
literateはa literate graduate「教養ある卒業生」というのも考えました。a literate peasant「読み書きできる農民」というのも作りましたが,名詞がちょっとむずかしいので,けっきょく簡単なstudentにしました。つづりはちがいますが,[t]の子音は韻をふんでいます。どれでも気にいったやつでおぼえてください。
literalはgive upしました(泣)。-alと韻をふんでかつ自然なcollocationの単語を見つけられなかったのです。それでデータを分析してliteralともっともよくむすびつくmeaningでフレーズを作りました。
もうひとつおまけに,ぼくが高校時代にやっていた記憶法を書いておきますので,これでおぼえられそうだと思う人は使ってみてください。
literary 「アリの文学」
*ファーブル昆虫記 アリ編のことです。
literate 「当て字も読み書きできる」
*「夜露死苦」とか「怒羅衛門」などの当て字が読み書きできるのもある種の教養ですね。
literal 「書いてあるとおり文字どおり」
*これはおぼえやすいと思いますがどうでしょう。
なんだそりゃ,くだらねえ!
それではまたお会いしましょう。 See you next time!