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ひさびさにイタリア語をはなしました(汗)

Let's Speak Italian !

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ちょっとまえにあべのハルカスにあるRosa Nera(黒バラ)というイタリアンレストランに行きました。

 

このお店野菜料理がメインでもりつけがきれいなのでけっこう気にいってるんです。なん回かいきましたが,いつもランチタイムでした。で,今回は一度ディナーをたのんでみようと思って。

 

席に案内されてコースを注文し,ふと見るとなんかイタリア人ぽいウェイターさんがむこうにいるではありません

か!

 

にこにこ笑顔をふりまきながら客に日本語ではなしかけています。「イタリア人かな?」とぼくはきき耳をたてました。その客が「カンツォーネがすき」といったら,ウェイターさんは「La Pioggiaは知ってますか」とたずねました。客が「知らない」というとウェイターさんは”♬La pioggia. Non begna il nostro amore ♪”と歌い出しました。

 

www.youtube.com

 

こりゃまちがいなくイタリア人だ!

 

そのときからぼくの煩悶がはじまりました。

 

もう9年ほども前,イタリアに行こうときめたとき,ぼくは「絶対英語は使わない」と誓いをたてました(英語圏以外で英語を使うのは英語帝国主義に敗北しているみたいでいやだったんです。英語教師のくせにへんな意地ですね)。そのためにほんの3か月ほどでしたが,日本イタリア会館に通ってone to oneで付け焼き刃のイタリア語をまなびました(Massimiliano先生どうしてるかな?)。まあそれまでもそれなりに独学はしていたんですが。イタリア映画のせりふの書きとりもがんばってやりました。

 

そう,Splendorという映画をいっしょうけんめい書きとったっけ。ぼくの好きなMarcello Mastroianni が出てるんです。(かれは声がしぶいんだよね。発音もはっきりしていて初心者のぼくにもけっこうききとれました。教材にはおすすめですよ!)

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で,イタリアではおよそ10日間,スーパーがどこにあるかたずねるときも,ホテルでテレビがうつらないと苦情いうときも,すべてたどたどしいイタリア語でとおしました(最後の最後にワインの機内持ち込みでもめて空港の職員さんとけんかしたときだけは,さすがにイタリア語ではきつくなって,英語にきりかえちゃった。残念。)。

 

でもね,あんなにがんばったのに,イタリアから帰ったら満足しちゃってすっかりイタリア語勉強しなくなってしまったんです。使わない言語はすぐさびつく。いうまでもありません。

 

それからずっと,イタリア人と話す機会などあるわけもなくすごしてきたわけですが,いまイタリア人が目のまえにいるわけです。

 

これはめったにない機会だ。はなしかけたい。でもムリだろ・・・

いや,がんばって思い出せ!

 

 

かなりの逡巡のすえ,けっきょくはなしかけようときめました。よし,帰りぎわにしよう。ドジって恥かいてもすぐにげれるからな・・・

 

さあそれからがたいへん。

 

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  ↑このまるいプリンみたいのがマッシュルーム味ですごいうまい。

 

料理はきれいでおいしかったんですが,いろいろ食べながらも,頭の中では必死でばらばらに風化したイタリア語の知識をかきあつめはじめました。

  ええっと,まずは規則動詞の現在形から,いやavere(=have)とessere(=be)だろ!ho, hai, ha, abbiamo, avete, hannoだったっけ。名詞の複数形はamico---amici, cosa ---cose...だよな。 あ,近過去形もつかわないと… 所有形容詞には定冠詞をそえるのよくわすれたよな…(←英語でいえば中1レベル)

 

さあお勘定です。横目で見るとかれはぼくのうしろ2mほどのところに立っています。おつりをもらいました。さあやるしかない・・・勇気出せ!!

 

 (以下はぼくとかれのdialogueの実録です。)

 

ぼく:Mi scusi, Lei è d’Italia?(すみません,あなたはイタリアのかたですか)

かれ:Si, (はい)デモ奥サン日本人。(←これ,かれがしゃべってる日本語)

ぼく:Magnifico!(それはすばらしい!)

かれ:Le piace Italia?(イタリア好きなんですか)

ぼく:Si, mi piace molto!(はい,大好きですよ)

かれ:È mai stato in Italia?(イタリアに行ったことあるんですか)

ぼく:Sì, una volta.(はい,1回)

かれ:Dov’è andato?(どこに行ったんですか)

ぼく:Sono andato a Firenze, Roma, e Pisaフィレンツェ,ローマ,そしてピサに行きました)

かれ:Pisa(ピザね)!(←かれがPisaを「ピ」と有声音で発音したのでぼくはびっくり)

ぼく:Pisa?(え?ピって発音するの?)

かれ:Sì. (そうね)

ぼく:Mi piace Firenze di più.フィレンツェがいちばん好きです)

かれ:Dov’è andato?((フィレンツェの)どこに行ったんですか)

ぼく:Ehm ... conosce la *Specola?(えーと,スペコラって知ってますか)*注)フィレンツェの変な博物館。

かれ:Sì,  è molto famosa! 有名デショ!(←ここ日本語)。(もちろん,それは有名だよ)

ぼく:È molto interesante. ((スペコラは)おもしろいですね)

かれ:Parla italiano bene.(イタリア語うまいね)

ぼく:Grazie, ho studiato l’italiano fa dieci anni, ma ho dimenticato quasi tutto.

(ありがとう,10年前にイタリア語を勉強したんですが,ほとんど全部わすれてしまいました) 

かれ:No, no.(そんなことないでしょ) あービックリシタ。(←日本語で。日本人から急にイタリア語ではなしかけられておどろいたということです)

ぼく:Ci vediamo!(また会いましょうね)

かれ:Ci vediamo!(また会いましょうね)

 

↑これ英語になおして考えてみてください。どんだけ低レベルかわかるでしょ?時制も過去でいうほうがいいのに現在形でごまかしたりしているのわかりますか?

最後のGrazie以下の長いセンテンスは話しかける前にあらかじめ考えてありました(笑)。

 

文法的解説はまたいつかやりますが,上の対話にはかなりあやしい部分もありますので,正しいイタリア語だとは思わないでください。なんせしゃべったとおりの実録なので。あ,あきらかなまちがいをひとつだけ指摘しておきます:

 

誤ho studiato l’italiano fa dieci anni

→ho studiato l’italiano dieci anni fa

 

「~前に」は ”~+fa” です。dieci anniはten years。anniはanno「年」の複数形。annual, anniversaryとおなじ語源ですね。

 

これはスペイン語の影響でまちがいました(言いわけ)。faというのはfare「つくる」の3人称現在形ですが,スペイン語でもhacer「つくる」の3人称現在形を前置詞的につかって「~前に」をあらわします。でもスペイン語では “hace +時間” の順でイタリア語の逆なんです。スペイン語で上の文をいうと:

 

estudié italiano hace diez años.

 

となります。

 

 

 

またイタリア語復習しようかな・・・

 

イタリア語をごぞんじのかた,実録以外の部分にまちがいがあったらおしえてください。よろしく。

 

ではみなさん,Arrivederci, ciao !