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まちがいさがし 5 辞書

まちがいさがし 5 辞書

 

つぎの辞書のページにおかしいところはありませんか?

よく考えてから下の説明を読んでください。

f:id:spotheory:20151001115342j:plain

*特定の辞書を批判することは意図していませんので,辞書名にはモザイクをかけています。

 

 

 

 It's my bike, and you're not riding it. のところの「これは僕の自転車で,おまえは乗ってないんだからというところがなんとなく不自然ではありませんか?

 

ぼくならこう訳します。

 It's my bike, and you're not riding it.

 「これはぼくの自転車だから,おまえは乗っちゃだめだ

 

 

“you’re not Ving” という進行形で「Vしてはいけない/Vはさせない」という気持ちをあらわすことがあるんです。

 

いわゆる「近い未来の予定」などとよばれる用法が発展したものだと思います。肯定文なら「~するんだ」という命令を表します。

この使い方,辞書や文法書にはのっていないことが多いですが,会話の状況を理解していれば「あ,これは命令として言っているんだな」と自然にわかると思います。ぼくも経験的におぼえたものです。たとえばつぎのような例です:

 

Helen: (Acidly) Look, if you ask me everything
    twice, this is going to take a
    really long time.  And I have to
    get home to my family.

Gib: You're not going anywhere, lady. ---True Lies

 

Helen:(きつい口調で)あのねえ,全部2回ずつきいてたらすごく時間がかかるでしょ。わたしうちに帰らないといけないのよ。

Gib: どこにも行かせないよ,奥さん。

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 ANNA: Are you going to go see Marie?

BILLY: As soon as the hour's decent.

ANNA: Well, you're not going until you've shaved proper. I'll go heat you some water.               ---Champion

 

ANNA: マリーに会いにいくつもり?

BILLY: 失礼じゃない時間になったらすぐ。

ANNA: そうねえ,ちゃんとひげをそるまでは行っちゃだめよ。いまお湯をわかしてくるからね。

 

上の辞書の訳を書いた先生はたぶんこういう使い方を知らなかったのでしょう。

 

「現代英文法講義」(開拓社)p.121には次のような説明があります。

f:id:spotheory:20150929175734j:plain

 

ではまた~   Arrivederci !