ミニマルフレーズでおぼえよう! まぎらわしい派生語(2)

ミニマルフレーズでおぼえよう! まぎらわしい派生語(2)  imagine系形容詞

 

imagineから生まれた3つの形容詞はちゃんと区別できますか。ときどきその区別が入試問題のネタにもなります。

 

  imaginary「想像上の,架空の」

  imaginative「想像力豊かな,創意に富む」

  imaginable「想像されうるかぎりの」

 

ややこしや~。どれがどの意味か,丸暗記するのはけっこうたいへんです。

 

語尾のちがいと意味のちがいを記憶の中でかたくむすびつける必要があります。

 

そこでrhyme(まぎらわしい派生語のおぼえかた(1)参照)をきかせたminimal phrasesをがんばって考えました。

 

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★an imaginary country想像上の国」

  *Peter PanのNeverlandとか天国とかそういうイメージ。

 

★an imaginative detective想像力ゆたかな探偵[刑事]」

 *想像力がたりないと探偵はやっていけませんね。

 

★every trouble imaginable想像されうるあらゆる困難」

 *語順に注意。下に説明があります。

 

というふうに,rhymeに注意しておぼえれば,もうごちゃごちゃになることはないでしょう。英語のフレーズさえしっかりおぼえてしまえば,訳はたぶんおぼえなくても考えればわかります。

これで語尾と意味が強固に頭の中で結合しました。

 

このおぼえかたをためしてみてください。ぼく自身はこれでわすれたことがありません。

 

ついでに言うと,imaginableはこのように名詞のあとにおかれることが多いです。またimaginableがつく名詞にはeveryもともなう頻度がもっとも高く,ほかにbestなど最上級もよくつきます。つまりimaginableはeveryや最上級などを強調する用法が多いのです。こういう語法上の特徴もこのフレーズにしっかりはいっています。

 

 これらの語尾の意味から考える記憶法もありますが,それはまたこんどお話しします。

じゃあまたー。   Ciao !