秘伝 ! 不可算名詞のおぼえかた
「可算名詞」と「不可算名詞」という区別があるのは知っていますね。
英語の辞書で名詞を引くと、訳の前に必ずCとかUとかの記号があります。
「可算名詞」の代表は thingです。くっきりした形や限界があるイメージがあります。
「不可算名詞」の代表は stuff です。形や限界がぼんやりしていたり,雑多なもののよせあつめというイメージがあります。英語ではmass noun「カタマリ名詞」とよばれることがあります。mass とは形がさだまらない,量でとらえるしかないものです。
C 数えられる名詞 |
複数形がある。 |
冠詞 a や「数の形容詞」many, few, every,数詞などをつけられる。 |
oneで代用できる。 |
U 数えられない名詞 |
複数形がない。 |
「量の形容詞」much, littleなどをつけられる。 |
oneで代用できない。 |
stuff系カタマリ名詞は次の4つに分けて考えるといいと思います。
1 物質系 |
water, air, gold, stone, wood, butter, paper, etc. |
2 品物系 |
baggage, luggage, garbage, furniture, equipment, laundry, mail, etc. |
3 情報系 |
information, news, advice, knowledge, etc. |
4 抽象系 |
fun, luck, work(仕事), progress, damage(損害), etc. |
*「見える英文法」p.36 参照
1の物質は日本人にも理解しやすいですね。2は「雑多なものの集まり」というイメージの名詞たちです。3, 4はなぜ数えないのかわかりにくいですね。英語の習慣,くせとわりきるほうがいいでしょう。その証拠にたとえばおなじ「情報」でもフランス語(information「アンフォルマシオン」)やスペイン語(información「インフォルマシオン」)にはちゃんと複数形があります。
不可算名詞は無数にありますが,入試に出るものにはすごくかたよりがあります。つぎのようにおぼえるのはいかが?
informationはとてもよく出ますが,news, furniture, money, adviceもトップ10にはいっています。
これだけで不可算名詞の問題の70%はカバーできますよ。
timeは I have very little time.などと言うときは U ですが,study for a long timeやI had a good time with him.のように形容詞がついて「はっきりくぎられた期間」を指すときや,How many times did you read the book?のように「回数」を意味するときや「倍数」「時代」など,可算名詞の用法もあるので注意してください。
ではまたー